“念ずれば花ひらく”

代表取締役社長 國津 元司

 

自販機ビジネス参入のきっかけは

一介のサラリーマンから昭和29年創業のアイスクリーム卸売業を引継ぐという形の転職でしたが、季節変動が大きなアイスクリーム事業だけでは経営は安定しないと常々考えていました。そこにダイドードリンコさんとの劇的な出会いがあり、清涼飲料水の取扱いを始めることになりました。当時、自販機のフルサービス事業はコスト高で不採算だといわれていました。ただ私にはピーンと感じるものがあり、障害となっているものを解決さえすれば、時代の変化とともに大きなビジネスチャンスになると感じていました。多角化の一環として始めた事業が今や本業となりました。


お客様のニーズはどのようにキャッチされますか

自販機の販売状況や売り切れ情報は日々データとして入ってきます。AIをフルに活用して詳細なデータ分析を行い、売り上げの最大化を図るために、気温やロケーションにマッチしたセッティングを指示することも必要です。時代を先取りした新商品や健康志向の商品の開発も望まれています。それ以外にも容器のリサイクルや環境問題が、以前にもまして大きなテーマとなっています。ただ時代がどんなに変化しても、お客様のニーズの基本は「おいしさ」であることにかわりはないでしょう。


これからの課題は

自販機ビジネスは同業者だけではなく他の業界との激しい戦いが続いています。敗者は確実に退場させられる厳しい社会の中で、過去の成功体験だけで企業の進む道を決めることは非常に難しくなってきています。業務の効率性と生産性を追求し、ローコストで物流できる体制を整えつつ、少数精鋭で最強の販売部隊をつくりあげることがもっとも優先される課題だと考えます。また、日々の地道な作業の積み重ねが大きな成果を生み出す源であると言うことを確信しています。


最後に・・・

「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。その実現のためにDyDoグループはダイナミックにチャレンジを続ける。」という理念のもと、社員一丸となって「No.1オペレーションの実現」に向けてがんばってまいりたいと存じます。より一層のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。